NEWS: 講演会のお知らせ 心腎臨床試験へのベイジアンメタ解析の応用 Prof. Tim Friede
臨床上の疑問に適切に答える研究をデザインすることは容易ではありません。例えば臨床試験にせよ観察研究にせよ、よく定義された関心対象集団を十分確保することが困難な場合があります。このような状況で、利用可能な情報を最大限活用するアプローチのひとつにベイズ統計的枠組みを用いたevidence synthesisがあります。
今回、メ...
RESEARCH: 脳卒中診療におけるLeft-digit bias「患者が39歳と40歳で医師の判断は変わるか?」@Social Science & Medicine
人の意思決定や行動にはいろいろな癖(バイアス)があります。情報を簡略化して考え、意思決定に繋げており、これを「ヒューリスティックス」と呼んでいます。例えば、2980円と3000円の商品があった際、2980円の方が価格差20円以上に安く感じる癖があります。このように数字の左桁に情報を簡略化して意思決定することを左桁バイアス(Le...
RESEARCH: 開発された予測モデルの多くは使われていない@Primary Care Diabetes
数多く開発されてきた糖尿病予測モデルが、どの程度、医療現場での効果検証(インパクトスタディ)やヘルスシステム実装に至っているかどうかを検討した結果を発表しました。京都大学学部生の時に岸晃生君(現在、天理よろず総合病院)が取り組んだ研究成果です。
Implementation status of prediction mo...
NEWS: 比良野特定助教の患者参加型医療の質改善プロジェクトが科研費研究活動スタート支援に採択されました
医療の進歩とともに、患者が医療にどのように関わるかが近年注目を浴びています。
我々は、患者参加型医療の概念を活用して、慢性腎臓病(CKD)患者の中で見られるエビデンス診療ギャップを解消し、医療の質とCKDアウトカムの改善に挑戦します。
従来の医療の質改善手法では、医療従事者に対する介入が主でしたが、我々の研究は患者自身の医...
RESEARCH: 小児医療費の全額補助が医療利用に及ぼす影響:回帰不連続デザイン@BMJ Open
Effect of no cost sharing for paediatric care on healthcare usage by household income levels: regression discontinuity design.
Shingo Fukuma, Hirotaka Kato, Reo Ta...