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NEWS 協会けんぽの委託研究事業に採択されました「エビデンスに基づく保険者機能の強化:ラーニング・ヘルスシステム」

2021/03/19 お知らせ

全国健康保険協会(協会けんぽ)は、協会けんぽ加入者約4,000万人のビッグデータ(レセプトデータ、健診データ等)分析や加入者に対するアンケート調査等を実施することにより、診療行動や受療行動、協会が実施する保健事業の効果、国の政策変更による協会への影響などを明らかにし、協会けんぽが実施する事業の改善や事業主・加入者の行動変容を促すための方策を提案すること、及び国への政策提言を行うことを目的とした委託研究事業を公募し、当研究室の提案内容が採択されました。

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/direction/dai110kai/2021031713.pdf

研究科題名:エビデンスに基づく保険者機能の強化:ラーニング・ヘルスシステム

研究代表:福間真悟(京都大学)

共同研究者:津川友介(UCLA)、米倉章夫(キャンサースキャン)、乗竹亮治(日本医療政策機構)

研究期間:2020年ー2022年

本研究では、特定保健指導を始めとした保険者が行う多様な保健事業(健診、検診、保健指導、医療受診勧奨)の科学的検証を行い、データとエビデンスに基づき保険者機能を持続的に強化する「保険者ラーニング・ヘルスシステム」を構築します。

臨床疫学、データサイエンス、行動経済学、医療政策学の手法を大規模データに応用し、現在の保健事業の課題と効果的な介入ポイント、および介入インパクトに基づく保健事業の横断的評価、優先順位付けを科学的に行います。「保険者ラーニング・へルスシステム」によって、様々なレベルでの行動デザインが可能になり、予防と医療の連続性を改善することで健康アウトカムを向上することが期待できます。

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