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NEWS: ファジィシステムシンポジウム(FSS2021)で”IoTを活用したデータに基づく高齢者の健康行動変容”の特別講演を行いました

2021/09/16 IoTを活用した介護予防プロジェクト お知らせ

IoTを活用したデータに基づく高齢者の健康行動変容:
てくてくビーコンプロジェクト

Health Behavior Change of the Elderly Based on Data Using IoT:
The Tekuteku Beacon Project

○福間 真悟,内田 智絵,山田 ゆかり

京都大学医学研究科

 

講演概要

高齢化、生活習慣の変化など内的な変化、感染症の蔓延、経済変化など外的な変化は、健康やそれを支える仕組みであるヘルスシステムに大きな影響を与える。この様な内的、及び外的な変化に対して柔軟に対応し、持続可能な健康を支える仕組みが求められている。

現在、高齢化と共に医療資源、介護資源の必要度が高まり、社会負担も大きくなっている。リソースが限られた状況で、高齢化に伴う健康課題を解決するために、ヘルスデータの活用が期待される。自治体等の保険者が保有するレセプトデータ、介護データは、サンプルサイズは大きいが、項目数が少なく、外部データとの連携が困難である。一方で生活の場で取得するデータは、データ取得の労力が大きいが、外部データと連携し、より生活に踏み込んだ行動介入を設計可能である。

我々は、自立した高齢者が生活する施設にて、IoTやスマートタブレットによって行動データを取得し、医療・介護データとの連携を行い、健康行動変容をナッジする「てくてくビーコンプロジェクト」を行っている。高齢者の行動データから設計可能な行動変容介入と、残された課題について本セッションにて紹介する。

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