日本臨床疫学会第4回年次学術大会で当研究室の福間が特別講演を行いました。
タイトル:保健・医療に実装する次世代の疫学:ラーニング・ヘルスシステム
日時:10月30日(土)14:15~15:15
概要:
予防・医療・介護など、健康を支える仕組み(ヘルスシステム)は、健康課題の多様化、複雑化、時間的変化によって、限られた資源で対応するのが困難になっています。そこで、ヘルスシステム内に蓄積されるデータを活用して、健康やシステムの課題をタイムリーに抽出し、改善するための介入を現場に実装、検証する「疫学の社会実装」が求められています。
本セッションでは、疫学と臨床医学、情報学、経済学、行動科学が連携し、データとエビデンスに基づき、社会的な健康課題の解決を目指す「ラーニング・ヘルスシステム」について、大規模ヘルスデータ上での実験と疑似実験のハイブリッドデザインなど新たなアプローチや具体的なアクションを紹介します。
当研究室で実施しているNon-Communicable Diseaseに対するLearing Health Systemsのプロジェクトも第2サイクルに入ってきました。全国規模の複数保険者から構成するコンソーシアムと連携し、予防と医療をつなげる社会実験を進めています。