本書籍で紹介した「勘違い」はフィクションですが、元になっているのは自分自身が実際に行った経験や、後輩や仲間の臨床研究の相談を受けている際に気付いた問題です。これらの事例を通して、臨床研究を進めていく中で、ついつい起こしやすい「勘違い」のポイントをご紹介することができたと思います。

臨床研究の考え方は、臨床研究を実行するためだけでなく、臨床研究の結果を解釈して臨床に活かすためにも重要です。臨床研究を行う人だけでなく、医療に関わる全ての人に臨床研究の考え方を知って頂きたいと思います。