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NEWS: 日本運動器理学療法学会で「臨床研究のすすめ」について講演します

2023/10/15 お知らせ

第11回日本運動器理学療法学会学術大会で当研究室の福間が講演を行います。

2023年10月15日(日)8時半~9時半 福岡国際会議場

タイトル:臨床研究のすすめ

臨床研究は何のために行うでしょうか?

それは、医療現場で遭遇する課題や疑問に対し、現場から得られるデータを活用して解答を導く手段です。これは言い換えれば、臨床研究が日々の診療活動の自然な延長とも言えるでしょう。

エビデンスに基づく医療の要となるのは、臨床研究の結果を正確に解釈し、それを患者への最適な治療選択に活用することです。しかしながら、情報やデータが溢れる今日の時代において、適切なエビデンスを取捨選択することが難しいことも多くあります。また、具体的なエビデンスが明確に見つからない問題に直面することも珍しくありません。このような状況では、医療従事者が臨床研究のロジックを理解し、日常の診療に生かす能力が一段と重要となります。

このセッションでは、臨床研究の基本的なロジックを紐解き、その知識を実際に活用するための戦略を明らかにします。まずは、質の高いリサーチクエスチョンの設定と、それに見合った研究デザインやデータの選択について詳しく説明します。次に、エビデンスの適切な解釈方法と、それをどのように患者の治療選択に反映させるかについて深堀りします。最後に、医療現場での実際の課題に対して新たなエビデンスを創出するための研究の組み立て方についても触れます。

このセッションを通じて、臨床研究のロジックを理解し、それを適切に活用することで、エビデンスに基づいた最適な医療の提供が可能となる世界をご覧いただきます。

 

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